留学中に元小学校教師が起業した話

日本で小学校の教師をしていました。日本教育の闇に気づき、今は退職して、オーストラリアで会社を立ち上げました。教員を育てたり、子どもたちに多様な価値観の教育をしています。海外に出て感じた、日本教育の矛盾点。現場で感じてきた違和感。そして体罰などで明るみになってきた教育現場の閉鎖感。全ての真実を公開していきます。僕たちはあくまでも、個性や創造性を潰されている子どもたちを救いたい。激務で多忙な生活を送って頑張っている先生たちを救いたい。子どものことを第一に考え、負担なく安心して仕事に行ける保護者を助けたい。そん

閲覧注意!広がる教育格差と経済格差。頭の良い子は実は〇〇をしている。

この内容は、教育現場で実際に自分が体験し、調査をして、そこから導き出された結果を記載していく。この内容は事実であり、決して話を誇張しているわけではない。驚愕の事実が分かったので、これを発信し、教育について今一度みなさんに考えて欲しいと思います。この事実をどう受け止め、どのように感じるかは、あなた次第です!都市伝説ではありません!

※とてもとても長いよこの話、読むの疲れるよ、頑張って読む人は。笑

 


さて、始めよう。

みんなも知っていると思うが、日本では、全国学力学習状況調査テスト(以下 学テ)を毎年行っている。

どんなことしてるかわからない人にこれをどうぞ↓

 


調査の概要について(国立教育政策研究所参考)

1.教科に関する調査

調査対象:小学校第6学年の児童及び中学校第3学年の生徒を対象に実施
出題範囲:調査する学年の前学年までに含まれる指導事項を原則
出題内容:「知識」と「活用」の2種類の問題を出題
〔主として「知識」〕…国語A,算数・数学A,理科
身につけておかなければ後の学年等の学習内容に影響を及ぼす内容や,実生活において不可欠であり常に活用できるようになっていることが望ましい知識・技能など
〔主として「活用」〕…国語B,算数・数学B,理科
知識・技能等を実生活の様々な場面に活用する力や,様々な課題解決のための構想を立て実践し評価・改善する力など
※ 理科については,主として「知識」に関する問題と主として「活用」 に関する問題を一体的に問う。

2.質問紙調査

児童・生徒質問紙(小・中学校):調査する学年の児童生徒を対象に,学習意欲,学習方法,学習環境,生活の諸側面等に関する調査
学校質問紙(小・中学校):指導方法に関する取組や人的・物的な教育条件の整備の状況等に関する調査

 

 おや、待て待て、毎年全学年がやってんじゃないの?と思うよね。他の学年がやっているのは、その学校や自治体、地域などの独自の調査テストなんですね。全国で見てるのは、6年生と中学3年生の学力だけです。全員を調査するにはさすがに時間と手間がかかりすぎるので、、、。

んで、全国のお偉いさんがデータとって調査するんだけどね。で、結果(教科に関する調査)を公表するとかしないとかで橋本知事揉めてたよね。教育現場から言わせてもらうと、これ公表したくないです。なぜかって?

それはこの先読めば分かることですが、教員・教育の質や勉強時間などではなんともできない事実があるからです。確かに頑張っている先生はたくさんいるので、先生達の努力の結果として学テの結果を見て欲しいけども、どんなに先生達が頑張っても頑張っても、悪い成績だったら見せたくないでしょう。結果を公表してしまうと、教師間の差別格差(あの地域の先生達はちゃんと仕事してないみたいだわ~)、地域住民から教師への不満(ちゃんと仕事しろや~)、地域差別(あそこの地域は学力低いな~)、などの偏見・差別が生まれ平等な教育が出来なくなるからです。

 テストの結果を公表しろなどと言っている人は、教育の根本をわかっていないクソヤローです。人をテストの結果だけで判断しようと考えてる人です。こんな討論をしているからだめなんです。公表すべきは家庭環境調査結果(質問調査紙)の方だと断然俺は思います。

 家庭環境調査とは家庭環境と学力の関係を調べることです。どんな子が頭良くて、どんな子が学力低いのか、その子たちは普段どんな生活を送っているのか、ケータイを持っているのか、塾に通っているのか、習い事をしているのか、どんなところに出かけるのか、どんな遊びをしているのか、親の仕事は何をしているか、家ではどんなことをして過ごしているのか、1日の勉強時間は、宿題の取り組み方は、などたくさんのことを調査する。この調査から導き出された結果を公表してやればいいのに。それで気付く人がたくさんいるよ。教育に何が大事なのか。頭良くなるには何をすればいいのか。

学力=心 だとね。

 さて、では 調査結果から導き出された答えを見ていきましょう。

●塾に行っている子とそうでない子     もちろん前者がwin!

●毎日家で自学自習している子とそうでない子  もちろん前者がwin!

●家での勉強時間が長い子とそうでない子  もちろん前者がwin!

 勉強の時間はやはり大切ですね。だから皆さんしっかり勉強しましょうね。それが一番大切です。、、、っていうのが結果から導き出された答え?

いえいえ、違います。そんな単純なことはわかってます。勉強時間は大切です。これは前提です。

 データの見方が当たり前すぎるから当たり前の結果になるのです。全く異なった視点でデータを分析したらば面白い結果が見られたのです。

異なった視点の見方

●毎日家庭学習をしているけど低所得の家庭vs家で全く勉強しない富裕層の家庭  後者 win,

●塾に通っているのが低所得の家庭vs塾に行ってない富裕層の家庭  後者win.

●自分のケータイを持っていない低所得の家庭vsケータイを持っている富裕層の家庭 後者Win(両者勉強時間は同じ)

 ちなみにケータイ電話の1日の使用時間に反比率して学力は下がるという結果はしっかりと出ている。これはケータイを使うとバカになるのではなく、ケータイを使っている間は勉強時間が削がれているからであり。ケータイをいじらなければ学力が上がるということではない。バカが意味のないネットサーフィンしている時間に、頭いいやつは勉強しているってこと。

などなど、勉強時間だけではない視点で調査をすると導き出された答えは、、、

富裕層の家庭が頭良いっていう結果が導き出されました。悲しい結果です。様々な視点から調査をしても、たどり着くところが富裕層家庭。そう、貧困層の家庭は富裕層の家庭には勝てなかったのです。努力をすれば報われる、、、それは嘘だったのです。どんなに頑張っても、金持ちには勝てない。諦めるしかないのです。なぜ富裕層の家庭が頭良くなるのかは当たり前ですね。塾に行く、大学に行くなどの経済的余裕があります。学力向上にお金をかけているからです。教育格差と経済格差が同調しているんですね。

 それはなぜか、低所得の家庭の子は大学に行けないなどの理由で富裕層の家庭の子より、賃金が低い仕事に就くことになってしまう。その家庭の子どもがまたお金がなくて進学できなくて低所得の仕事に就く、それが代々続き、貧困の連鎖を繰り返すことになってしまうのである。

 貧困から抜け出すためには金持ちになること、単純ですね。

金持ちになるためには頭を良くすること、頭を良くするためには勉強に時間をかけること、勉強に時間をかけるためには塾に行く(行かせる)こと、塾に行く(行かせる)ためにはお金を作ること、お金を作るためには働くこと、働くためには健康な体と十分な知識が必要なこと、健康な体と十分な知識作るためには十分な食事と睡眠、教養が必要なこと、十分な食事と睡眠、教養のためにはしっかりとした家庭があること。しっかりとした家庭があるためには、、、、何が必要ですか?

 答えは出てきましたね。愛、心です。ココロさん。ネテロ会長の百式観音零式です。無慈悲の愛です。愛が大切です。

 ってそんな悟りっぽいこと理解しただけでは教育格差・経済格差は無くなりません。ちょっと言ってみただけです。

 調査を結果から出た答えは、、、愛が大切です!愛を持って人と接しましょう!

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で終わりませんのでご安心を。

まだまだ調査は続きました。

ここで一旦調査の考察を整理しておきます。

今までの調査結果からの考察

1. 富裕層の子は頭いい 

(塾など勉強に時間を費やしているから)

2. 勉強時間は長い方がいい

(勉強時間と学習力は比例している)

3. 愛が大切

(心の教育←これまじ大事!最後ここに結局行くからそこまでの過程を楽しんでくれ)

4.ケータイは適度に

(辞書やインターネットの活用によって学力向上の手助けになる)

5. 朝ごはんを食べないと学力が落ちるは間違え

(朝ごはんを食べていないとパワーが出なくて学力に影響が出ると言われているが、正確に言うと朝ごはんを食べていない低学力の子のほとんどは低所得の家庭の子なのである。結果的に朝ごはんを食べていない子はバカになるという結果になってしまう。朝ごはんを食べてない子の多くは親がネグレクトであり、低所得の家庭が多い。朝ごはんなし=ネグレクト、ネグレクト=低所得、低所得=低学力 、低学力=朝ごはんなし という図式ができてしまうのであるー ー;) ちなみに俺は学生時代、朝ごはんなんて食べたことない。いつまでも寝てたいから。

 この考察で一番納得がいかないのがやはり1番の富裕層の子は頭がいい。という点である。

低所得層は富裕層に学力でも勝てない。経済力でも勝てない。じゃあ素直に諦めましょうか。というわけにはいかないのが教育です。教師はこの現状をしっかりと把握し、さらに異なる視点で見なくてはいけない。

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さらに異なった視点での調査

●同じカテゴリー同士の調査

(親の収入が同じくらいで1日あたりの自学の時間が同じ子、低所得層で同じ塾に通っている子、など同じ学力、同じ家庭環境、同じ自学学習時間などでグループを分け、子どもの普段の行動の違いに目を向けた)

 そこから出た結果は、、、、好奇心、活発力、関心、意欲、それらが深く学力に関わっていることがデータとして現れた。

 簡単にいうと、外に出てたくさん遊んでいる奴らが1番頭良かったということ❗️

これはどーゆーことか。

低所得層で毎日勉強している子と富裕層で毎日勉強していない子では、後者の方が成績が良かったのは以前に述べた通りである。では頭のいい子と悪い子の徹底的な違いは何か、、、

「外に出かけているか」(外に出て色々なことを体験しているか)なのである。低所得層の家庭は土曜日や日曜日なども仕事だったり、経済的な面もあったりと富裕層の家庭と比べると外に出かける回数が格段に少ないという結果が出ている。でもウチでは外に出られないかわりに、家でしっかりと勉強させているわ~っていう家庭があると思う。そもそもこれが残念な結果を生んでいるのである。勉強時間は大切です。やらないよりやった方がいいに決まっている。でももっともっと大切なことがあるんです。そう、五感を使って体験をともなった学習なのです。

 見る、聞く、触る、感じる、考える、聴覚、視覚、嗅覚、触覚、味覚 and シックスセンス

これらをフルに活用して生活している子どもたちは学力が高いんです。外に出て木登りをする、釣りをする、キャンプをする、虫を捕まえる、花を摘む、その体験が知識として蓄積されていくのです。木ってこんな匂いがするんだな、火って熱いな、あの虫捕まえるにはどーしたらいいかな、花ってなんで色が付いているのかな、などの好奇心、気づきなどが非常に非常にとてもとても、学力向上に大切なんです。学力には直接関係ないんですけど、自分で感じて考えることが大切なんです。大人たちはそのきっかけになってあげるだけなのです。計算の仕方を教えているだけではありません、漢字の書き方を教えているだけではありません。子どもたちに色々なことを感じさせることが1番の教養なんです。

「自分で感じる」これが大切なのです。今の教育現場はこの体験、気付き、意欲などの心の面での教育に力を入れている。これらを総して生きる力の育成と名付けている。とてもよい政策だと思う。しかし、今の学校は生きる力の育成とは裏腹に、貧弱な人間を育成してしまってもいる。貧弱貧弱ウィリリリリィィ~(ディオ風)

 どーゆー意味かというと、単純にいうと過保護なのである。子どもにとって危ない遊具は外しましょう、喧嘩になるといけないから競争はしてはいけません、みんなと同じことをするのが素晴らしいのですよという洗脳教育。この教育方法がこれから世界で活躍するリーダーの育成につながるのか、、、無理ですね、絶対に。海外の子ども見て思う。日本人より確実に五感をフル活用して生活をしている絶対に。日本人よりも確実に外で出てたくさん遊んでいる。

 Hold on, hold on, 話がそれてしまうので教育理念については今回はこの辺までで、次回に日本の教育理論をぶった切りたいと思います。

 はい、話戻します。もうそろそろこの話も終わります。長かったね話。

まとめ

●五感を使って外で遊びまくる

●最低限の勉強はする

●感じる、気付く、などの好奇心を持てるような環境を作る

以上。

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 とにかく遊べ子どもたちよ!大人も一緒にあそんでごらん、木登りしてみな、虫捕まえてみな、花を観察してみな、その好奇心や気付きはあなたを若くしてくれます。心を洗ってくれます。

 いつまでも若いなあの人は~っていう人は常に、好奇心と向上心に満ち溢れているから若く見えるです。外見だけではありません。心から若返ってみようぜパーリーピーポーども!

 声を大にして言いたい教師の本音をガンガン発信していく。日本の教師はどの世界の教員より努力しているの確かである。情熱も持っている。だから俺は応援している。頑張れ先生たちよ!諦めるなかれ!

 

 何か教育現場のことで知りたいことあればコメント受け付けてます。個人が特定されない&教育現場に支障が出ない程度なら答えていこうと思う。イジメ問題、学校安全対策マニュアル、学級編成クラスの分け方、教師の配置の仕方などなどみんなが知らないこと疑問に思うこと、、、受けつけます。

次回予定、日本教育理論ぶった切り お楽しみに 

 

Y&K 日本法人

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Y&K オーストラリア法人

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